「夢を叶える打ち出の小槌」堀江貴文

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仕事で頑張っている時こそ、自己啓発書や様々なジャンルのビジネス書が読みたくなる。ギアを上げて突っ走っているのに信号などで足止めをくらうのが嫌だから、赤信号が近づいたらリモコンでパチっと青に変えてしまうように、自分のエネルギーが低下した時に新しい考え方や現実的な手法を手に入れて勢いを落とさないまま走りたいからだ。

そんな時にTwitterで知ったホリエモンのメルマガがかなり面白いので(特にQ&A)まだ1冊も読んだことがなかったホリエモンの著作を電子書籍で買ってみた。

さくっと読める本書は、ホリエモンの基礎知識といった趣で、彼が考えていることのエッセンスがギュッとつまっている。

『お金を使わずやりたいことも我慢して豊かな生活を送れるはずがない』なんて挑発的な、いかにもホリエモンが言いそうなセリフも頻出する。そりゃあんたは成功者だからよ!という妬ましい気持ち抑えて読み進めていくと、その理由がわかる。

『お金の定義は信用を数値化したもの』だからお金そのものに執着して貧乏人が(あっ、俺のことだ!)微々たる貯金をしたって意味がない。それよりも信用を積み重ねる努力をしたほうがいい。クレジットカードが使えるのも銀行がお金を貸してくれるのも、親・兄弟・友人が手を差し伸べてくれるのも全て信用があるからだ、というメッセージ。

それには「自信」「コミニュケーション能力」「投資」が必要だと。
その理由もいろんな例えを挙げながら説明されていく。余計な装飾や回りくどい説明など無しで核心だけをビシッと述べる。まあサバサバしてるんですねホントに。

『既存の成功方法をまねたところでオリジナルを超えることは到底できない』

『不安に対する1番の解決策はとにかく忙しくすること。失敗したらどうするかを考えていても意味ないし、対したものをもってないあなたがゼロになることをなぜ恐れるの?』

はいはいその通りでございます!というしかない正論の数々。孤立することを恐れず、ショートカットで成功したいなら実践の書として有用だろう。でも未来のある若者向けな気もするな。とはいえ昨日、社長に向かって本書にもある考え方を伝えたら1時間口論になってしまったのだけれど・・・