2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ミニマルな闘いの連続でさ。

何かひとつのテーマについて書こうと思えば思うほど何も書けず、ブログの更新が疎かになってしまう。なので、特別に書きたいことが浮かばない時は、小学生の日記のように、一日に起きた出来事を記述するというスタイルをとってみよう。そして更新頻度を増や…

連詩pw30「身投げする音」

身投げする音 声帯から耳管へ 耳管から脳幹へと身投げする音 海へと身投げする音 東京都庁45階から ダブルベッドから 身投げする音 線路へ 高濃度放射線の中へ 草いきれへ 微笑みへ あらゆる断崖から 未知へと飛ぶ音 無音の中へ身を投げる その1音 (身投げ…

連詩に寄せて

Twitter上でいろんな詩人の方々が連詩をやっている。僕も好きで、読んでは感想を書いたりしながら楽しませてもらっていた。特にpw3という、詩人の宮尾節子さんがやっていた連詩が好きで(宮尾さんについての過去記事http://d.hatena.ne.jp/bookshelfind/2012…

小川洋子「ホテル・アイリス」

ホテル・アイリス (幻冬舎文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1998/08/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 24回この商品を含むブログ (83件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 染みだらけの彼の背中を、私はなめる。腹の皺の間に…

Give me your hand

酒を飲んで酔う。 そうすると自分の心の奥底に押込められている感情がむくむくと目覚めてくる。 なぜか。 アルコールの陶酔によっていろんなことがどうでもよくなるからだ。 どうでもいいってのは実は大事な部分で、いかに日常の中で我慢を強いられているか…

山田玲司「キラークエスチョン」

キラークエスチョン (光文社新書)作者: 山田玲司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/08/18メディア: 新書購入: 8人 クリック: 126回この商品を含むブログ (29件) を見る人の話を聞くのはむずかしい。つい自分がしゃべりたくなってくる。そこをぐっと我慢し…

たかがバッグ、されど。

基本は手ぶらがいい。でも移動中に本を読んだり、PCや手帳を持ち歩くとなれば鞄が必要になる。でも鞄もなるべく小さなものがよくて、そういうのもいくつか持ってはいれど、本が入らないものが多い。手帳・小型キーボード・文庫本1冊。理想の小ささを追えば…

自分のからだを何で作るのか?

酒飲みの自分としては、飲みにいった先で食べた美味しい料理...というかつまみ...をなんとか自宅で作れないものかなぁとよく思う。しかし料理の素養もセンスのかけらもない自分では、その作り方を教えてもらっても、姿から味に至るまで、同じどころか全く別…

詩の練習蝶8「デイジー」

【デイジー】 かつての心が生まれ変わろうとする明日を邪魔しながら花の雷鳴に撃たれて裂けて髪が抜けていく。抜ける前に白くなるのは、生気を水に流されたから。「グッドラックよりショットガンが欲しい」わ、ね?ただ待つだけで全てがあらわになるのかしら…

山本美希「Sunny Sunny Ann!」

前作のサイレント漫画「爆弾にリボン」がとても良かったので、この本が出ると知ったときにはかなり嬉しかった。また一人追いかけたい作家ができた。水色の背景に赤い文字のタイトル。決して美人ではない女性のアップ。表紙のインパクトは大きい。外人にも日…