2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

もし もし高校野球の女子マネージャーが・・・・・

ちゃらいなぁ、というのが読み始めた時の第一印象。地の文も会話分も定型すぎて、読みやすいのだが張り合いがない。ドラッカー思想のエッセンスを無理に小説化しているのだから当たり前だ。しかしいつの時代もベタなものは強い。気が付くとページをめくる手…

それを愛と誤解することによって

サイゼリヤで一人酩酊。図書館で借りてきた扇田昭彦「蜷川幸雄の劇世界」を読む。BGMは鈴木祥子のLOVE|IDENTIFIED。どこまでも情熱的。自身のプライベートを想起させる歌詞、目の前で行為が行われているかの様なあえぎ声、それを宇宙的に包み込む勝井雄二の…

柳美里不幸全記録

なぜ自らのヌードを表紙なんかにしたのだろう?なんて露出趣味なんだ!と思えど、この800ページの書物が日記だということを考えれば、すべてをさらけ出すという意味においては合っている。控えめ、節度などを柳美里の本に求めることがおかしいのは100…

失われた愛を求めて

結婚しようよベイベー 一瞬先は闇で 未来がぼんやりでも 怯えることなど何もない人間てむなしいもんさ 愛してるのは君だけだ つらかった楽しかった 積もうね積もうねbaby i love 吉井和哉のソロより「tali」の一節だけど、一時期は本当に良く聴いた。人生が…

iPhoneとキーボードの見事な結婚

iPhoneのヴァージョンアップをしてからbluetoothのキーボードが使えるようになった。前々から楽しみにしていた機能だったので、ネットで色んなキーボードを検索しては、あーでもないこーでもないと独り言を繰り返しAmazonのレヴューを何度も熟読して決めたの…

自由をつくる 自在に生きる

自由。これほど人を惹きつけてやまない言葉はないだろう。僕だってそうだ、もう四十になろうかというのに、未だに、全てを投げ打って自由になりたいと思う瞬間が多々ある。森博嗣の名前は知っていた。ミステリー小説を多数出していることも、それが売れてい…

新都市論TOKYO

建築関係の本が好きだ。建築家が書いた自伝や建築論、海外の建築物の図版、そしてちょっとおかしな部屋の間取り集などなど、時々集中的に読みたくなる。建築や都市について何か新しいことを知りたい、というよりかは、それらを引き金にしていろいろ考えてみ…