2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アートの快楽

相当な昔に自分でも絵を描いていた時期がある。全くの我流でデタラメでいろんな画家のパクリにしか見えない絵。それでも描けば楽しくて、恥ずかしいながらも誰かに見てもらいたくなる。当時住んでいた場所は大通りに面していて、目の前は区役所、人通りが多…

「現代詩手帖2011年12月号」

ここ数日暇さえあれば、現代詩手帖12月号を読んでいる。普段なら文芸誌の類いを精読することってほぼないのだけど、今回の現代詩年鑑2012にはがっつりとはまっている。読めば読むほど詩が身近に感じられるし、新しい詩人を探すためのよいナビゲーター…

無動機と偶然の戯れ

「つまりレヴィ=ストロースに従えば、僕には返礼義務がある。」先日読んでいた本の中にあった一節だ。ホームレスの研究などで話題になっている坂口恭平の言葉である。「零塾」という一切お金のかからない私塾、完全奉仕で贈与だけの無償教育を始めた理由を…