横浜トリエンナーレ
横浜トリエンナーレに初めて行きました。思いつきだったので事前に情報収集はせず、取りあえず横浜美術館に行けばいいんじゃない?程度な感じです。
そうしたら日曜日ということもあって、かなりの数のお客さんで賑わっていました。カップルや家族連れ、年配の方々もいらっしゃいましたね。
メイン会場の横浜美術館の他にもあと三ヶ所で関連のイベントが行われていたので、プラス200円でそちらを購入しました。結論から言うと、全部回って堪能するには一日では足りない!
送迎バスも出ているけど、せっかくなので歩きながら、時に寄り道しながら横浜を遊び尽くすにはやはり時間は足りないので、各会場を速足で駆け抜けてしまいました。
個人的な意見なのですが、アートってもともと意味がよくわからないものが多い。でも見ていると心が変な方向にググっと持っていかる瞬間があって、そのまま目が離せなくなってしまったり、喜びとか悲しみのようなわかりやすい感情以外の不思議な感覚に包まれることが多いので、自分のペースで、なるべく心をフラットにして、飛び込んできたものはひとまず受け入れようという状態で鑑賞するのがベスト。
しかしお客さんが多いということはその状態で鑑賞することが出来ないので、本来なら自分の気に入るものなどを見逃している可能性がある。映像を用いたインスタレーションも多数あったのですが、人でいっぱいだから集中できない。いやそんなの関係ないでしょ?と、人がいようといまいとガツガツ見て回れる人が羨ましいです。
ダミアンハーストや石田徹也の作品が特によかった。よかった、と一言でまとめてしまうには無理があるんだけど、心の根柱をグイグイ揺さぶられているような感じがしましたね。
他の会場では若いアーティストの作品(というかユニットごとの工房?)がいろいろあり、目まぐるしい。黄金町の高架下のアトリエへの取り組みは歓迎すべき実験のひとつ。地域に根ざすということの重要さは今後日本のキーポイントになると思うし、アートの分野でそれができれば本当に素晴らしい。
ぜひ、時間をたっぷりとっていってらっしゃいませ。