発売日なのに... 発売日なのに...

青山南訳のジャック・ケルアックオン・ザ・ロード」がいよいよ文庫になったので、喜び勇んで買いにいったのにもかかわらず、「当店の入荷は午後三時過ぎですね」と当たり前のように言われた。

でも発売日は4日ですよね、なんで午後なんですか?と聞くも、的を得た答えは返ってこない。書籍やコミック、雑誌などは発売日の朝いちに店頭に並んでいるのに、文庫や新書だけが午後の便というケースが何度かある。どうにかならないものだろうか。念のため2件行ってみたが駄目。CDなんかだと大抵一日前に入荷してるんだけどな。もうリアル書店で買うのやめようかな。

なのでそのかわりに奥山貴弘「ガンエボリューション LAST EXIT」を買う。若くしてガンでなくなったライター?編集者?のブログ日記をまとめたもの。闘病記なのにしめっぽくないのが救いだ。気心知れた友人と軽口をたたきあってるような文体。最後まで、小説や音楽、映画作品の固有名詞が頻出する。その作品たちを本当に愛していたんだな。ラブの側にあるものを列挙すること。それこそが人生なのかもしれない。


BGMは何となくマニックス。表紙の写真と合ってるかな。
manic street preachers: motor cycle emptiness