「あなたを天才にするスマートノート」岡田斗司夫

「思考を肉体化する」このキーワードに導かれて本書に書いてあることを実践している。見開き2ページに今日やったことを箇条書きにしそれに点数をつける。しかも右側から記述していくので左側のページは何かを書かなければ空白のままだ。

上手くできているのかと問われれば、上手くはいってないんじゃないの?と答えるしかない。この、新しいノート術にとまどっているし、本当にうまくいくんかいな?という疑問もある。しかしまだ一週間。空白のページを乱作しながら日付けは更新されていく。

本書はステップアップ式になっている。最初の課題をクリアしたら次のステップに突入できる。ステップは次の通り。

1・5行日記をつける!
2・行動採点をする!
3・論理訓練を始める!
4・見せてお話をしてみよう!
5・脳内リンクが始まる!
6・知識から教養、見識へ!
7・ついに世にでる!

こんな感じだ。見出しだけ見てもなにが何やらわからないと思うが、実に見事な方式だと思う。今僕がやっているのはセクション1と2時々3である。まずは見開き2ページの右側に本日の行動を名詞+動詞で最低5つ書くのだ。そしてセクション2はその行動に対して自分で採点をする。0点から5点の6段階で。

そしてセクション3で右に記した日々の行動に論理的に記述を重ねていく。そのフォーマットも決まっていて、まずは掘り下げの「なぜ?何でか?どうして?」。次に積み上げの「ということは?するとどうなる?どうなる?」この2つが上下の軸だ。そして左右は「過去はどうだったか?」と「他に似たことは?」である。この問いかけを見開きの左頁でおこなうのである。まあ手間のかかるやり方ではある。しかしめんどくさがらずに行っていると、この問いかけが自然にできるようになる。いや嘘だ、まだそこまではいってないな。例えるなら中坊が初めてギターを手に入れてFのコードを練習する感じだろうか。あの人差し指でフレットの6弦を丸ごと押さえなければいけないということ。今まではGとかCとかDなんて弦3本押さえりゃよかったのに何で6弦!というあれ。今の僕はフレットを押さえることには慣れたけど、ギュッと押さえないときちんと音が出ないのでそこを常に意識してようよ、油断したらうまくミュートがかからずに音が出ないね、という段階だろう。

そしてこの3段階がクリアできて始めて本腰を入れて論理的に物事が考えられる段階に突入する。岡田斗司夫の筆は冴えまくり、気の利いたキャッチコピーみたいにやるべきこととその効用が短文で列挙されていく。今のところはまだ話半分でやってるが、早く次のステップに進んでいきたいという自分がすでにある。このワクワク感(しかも現実的にできそうな予感が満載!)にドライブをかけて突き進んでみようと思うのだ。

論理的に物事を考えてみたい方や、あんたの話はわけわかんない!と言われている僕のような話脱線組(そして戻ってこない!)には非常に効果的ではないだろうか。くしくも「スマートノート」というネーミングは、あの大ヒットしたダイエット本にかけたタイトルだろうが、思考をスマートにまとめるという意味でもズッぱまりなのである。

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