6/7「買った本」

Twitterで知り試しに買ってみたが、これがめっぽう面白く、翌日いそいそと残りを購入、とても充実した時間を過ごせた。アベックパンチという競技の妙、男の友情、愛に不慣れな連中。男と女が共通の敵に向かって行くことは人生そのものであるような気もする。値段も良心的。

山本耀司の服は若かりし頃に数着買ったことがあるが、黒を基調にエレガントかつ野蛮さを醸し出していた気がする。音楽にも造詣のある彼のことだから、きっと好きなミュージシャンや映画の名前がでて来たり、いろんな交友録も書かれ、かなり充実した自伝になるのだろうと思っていた。ビニールに包んであるので中身は確認できない。しかーし!そんな淡い期待は真っ二つに引き裂かれた。小説のような告白のような、これは詩?童話?ベッドイン後のささやき?それとも紀行文?ファッションルポ?ハードボイルド?単なるメッセージ?????もうカオスで理解不能。まさかこんな青臭い文章も収録されてるんだ!で驚きっぱなし。今だパラパラとめくっただけなので、これからじっくり読んでみる。

これからどうやって生きていくのがいいのか?こんな超ざっくりした疑問を再度思い描いたのは転職以来。そう3’11以後、生きるとは?生活するとは?働くとは?人と関係することとは?などといろんなトピックスが矢継ぎ早に頭を直撃しているのは僕だけではないはずだ。本書はデザインの概念を拡張し、コミュニケーション>デザインを出発点とし、人とつながる為のデザインを模索した結果が収められている。まださらっとしか読んでいないが、読み方によってはこれからを生きる為のヒントをたくさん得られるかもしれない。

ようやく発売、そして清水の舞台から飛び降りて購入。装画はエゴンシーレ。のっけからゾクゾクするような告白が続く。最大の問題作といわれた本書をどこまで堪能できるかまだわからないが、決定的に打ちのめされてしまいそうな予感があるのだ。

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