6/24「買った本」



映画をみてからというもの、この人が頭から離れない。そのイメージを消さないように関連書を読む日々だ。退屈を嫌い、会話の無い空間を軽蔑し、スピード狂で死ぬ目にあい、自由奔放な恋愛を繰り返す。しかし小説はずっと書いている。そして薬物中毒、老後の借金まみれ、孤独に死んで行った。相当エネルギーを使い続けた人生だったろう。しかし凡人の僕は、もう40になるというのに、そんな破滅的な彼女の人生に多大なるシンパシィを感じているのだ。



とんぼの本。このシリーズはいいですね。ブルーナの熱烈なファンではないけれど、こうやってその創作がまとめて見れると、頬も緩んできて、可愛いな、上手いななんて感想も漏れ出してきて、新たな刺激を受けるのだ。



ドロドロドロドロ・・・美学もへったくれもない世界。やむにやまれず、ひたすら他人を巻き込んで不幸にしていく葉蔵はまさに人間失格である。ただ、この救い用の無い物語を読んで、全く他人事だと思えない自分がいるのです。



久しぶりの新刊ですね。前回買った彼女のコミックが果てしなくよかったので待ちわびておりました。今回はまた旅行記です。しかしただの旅行記ではなかろうという予想は半分当たりです。アンネフランク、精神科医の父である小林司、そして自分の日記を交錯させ、移動しながら文章を綴っているのです。内容はまだ読んでないのでわかりませんが、装丁の良さも含めて、愛着のわく一冊になるだろうと思うのです。ぜひ表紙だけでもご覧くださいね。



アナレクタ2が発売しました。さすが人気者、短いタームで発刊してますね。ジャケットは前の方が好みでしたが、今回は対談がメインす。その分読みやすいということもあり、今朝4時過ぎから読んだらハマってしまい、ほぼ読んでしまいました。最初の保坂和志との対談から刺激満載です。繰り出し型の書き方をベースに話は進みますが、ページを行きつ戻りつ、二人の対話についていくのに必死ではありますが、わからない箇所があれど滅茶苦茶面白い。佐々木中の真摯なスタンスがよくわかる一冊であります。

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