4/26「買った本」

大好きな鷲田清一の文庫新刊。中公文庫の独特な装丁がマッチしていて存在感のある仕上がりだ。外出のお共に持ち歩きたくなる感じ。彼の哲学エッセイは、とにかくソフトな文章が心地よい。どうしてこれほどまでに優しく言葉を重ねていけるのか。他の著作もそうだが、読む度に唸らせられる。引用も多く、そこから新しい本に出会うことも多い。「夢のもつれ」と併読すると良いかも。2冊ともいい装丁なんですよ。

Twitterで知った一冊。発売は5月だけど絶対買う。訳者には菅野昭正を始め、そうそうたるメンバーが名を連ねている。おそらくエゴンシーレだと思うが、挿画にこの絵をもってくることが素晴らしい。花村萬月ゲルマニウムの夜」にはフランシスベーコンが使われていて、当時そうとう驚いたが、その時の気持ちを思い出した。集英社は時々とんでもない外国文学を出すなぁ。昔は相当な数のフランス文学を出版してて、ギベール・トウーサンを始め、白を基調にした一連のシリーズはほぼ全て買った記憶がある。これを機にもう一度、フランス文学の新しいシリーズを立ち上げてくれないだろうか。

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