詩の練習蝶4「NON。」


【NON。】

ロックンロールを前のめりで身にまとい
今日も世界に唾を吐くために君は
ブーツの紐を固く縛る。

あたしの髪の毛に触らないで。
真後ろに立つなら気の利いた言葉を美しく歩かせなさい。
震えてなんかいない、挫折の野次馬を追い払ってるだけよ。
違う、天使が腰かけられるように服を破いているだけ。

垂直な視線が遠くを照らし
その道沿いに見えるのは何なのだろう。
一度聞いたことがあるけど
あなたも通ってみれば?
そう言われただけだった。

完全な青空を二人で見たはずなのに
君が求めているのは
空を塗りつぶす為の黒い絵の具だ。
真っ黒になった空に
耳から外した安全ピンで
小さな穴を開ける君が
つぶやいた。
星は
あたしよ。


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