詩の練習蝶8「デイジー」

【デイジー


かつての心が生まれ変わろうとする明日を邪魔しながら花の雷鳴に撃たれて裂けて髪が抜けていく。抜ける前に白くなるのは、生気を水に流されたから。「グッドラックよりショットガンが欲しい」わ、ね?ただ待つだけで全てがあらわになるのかしら?歩いているけど飛んでいるし滑りながらつまづいている。遠くの人より近くの悪魔。誰もが唇を裂いて絞り出すNOを天使は運べない。知ってるでしょ?手が小さいから。羽が柔らかすぎるから。雷を落とすのよあのビルに。電気で電気を監禁して。無力をあぶり出すことから、キス。愛憎入り交じった、偉い人へ。そしたらね、私のくちびるを刃物に替えるわ。お互い血を流して、明け方、守られるべき人の涙を放水するのよ、わかった?全身に浴びてほら、やり直しなさい。キーボードを叩く手を止めて空を眺めても無駄。携帯電話を耳にあてたら何て聞こえた?クッション付きの愛人と狭い芝生でのたうちまわるだけかしら?ならばその約束をかの地で、ねえ、して、お願い。あたしは明日逝くから、だから…。


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