【本】コミック
前作のサイレント漫画「爆弾にリボン」がとても良かったので、この本が出ると知ったときにはかなり嬉しかった。また一人追いかけたい作家ができた。水色の背景に赤い文字のタイトル。決して美人ではない女性のアップ。表紙のインパクトは大きい。外人にも日…
この詩的さは、さざ波のようにゆっくりと心に到達する。もう何度も読んでいれどその印象は全く色褪せない。むしろその時々の状況によっていろんな形に尖った心をフラットにならしてくれる。優しさは単なる言葉上のものではなく、「優しさ」の概念そのものが…
画太郎先生画風変えたのかな? そう思いながらもつい習慣でレジへ。 画太郎先生の漫画だけは必ずカバーをかけてもらう。 ポルノ雑誌を剥き身で持ち歩くような不安があるから。ドストエフスキーの「罪と罰」 新訳版も大ヒットし、あらゆる媒体で特集されたあの…
発売はだいぶ前の漫画だけれども、そのインパクト・テーマ・作家性・画風のどれもが完璧に心を直撃し、射抜く。読み返す度に自分の存在まるごとを持っていかれる。噴き出す血、垂れ流す体液、シゴいて突っ込んでブチまける。抑えきれない欲望が独立した生命…
まずエロい。中学卒業したばかりの男女がSEXばかりしている。自分の中に芽生えた感情を上手く言葉にできず、また言葉以外でも表現することもできず、混乱なのかそうでないのかわからないまま二人はSEXをする。海辺の街で、好きでもないのに、あれを見せてと…
帯にある「深くて軽やか、新しい才能!!」という言葉そのものだった。書き込みの少ない画風はもともと好みではないのだが、そんなことは一切気にならず夢中で読んだ。大げさではなく、本当に感動した。特に、印象に残る映画のワンシーンのようにゾクゾクさせ…